自律神経という言葉を耳にすることが増えてきたと思います。
整体院FEELでも、自律神経のアプローチをメインに行う事が増えてきています。
最近では、自律神経単体でアプローチよりも
自律神経症状+腰の痛み
自律神経症状+膝の痛み
などなど、何かの症状にプラスしてお困りになられてる方が大変多くいらっしゃってます。
この自律神経系とは何か?理解しておくと、ご自身の体の状態をより理解でき、納得しながら施術を受けられるようになります。
ここでは、自律神経の基礎知識を書いていこうと思います。
◯自律神経とは❓
自律神経系は生命維持に関する機能を反射性に制御するものです。
人は外界から多くの刺激を受け続けます。
その刺激は人のカラダにとって負担になる訳です。
その負担が「ストレス」になります。
この「ストレス」は生命維持機構に影響を与えますが、自律神経の働きににより無意識的に抑えられる事になります。
この働きが上手くいかないときに、人のカラダは誤作動を起こします。それが症状となります。
私達のカラダは環境に適応するために、様々な機能のバランスを保つ事で、生きていく事が出来ます。
◯自律神経系の特徴
1、自律性
反射によって機能し、意志によって制御できないものです。血圧や脈拍は特に有名ですよね?これらは、私達が意識的にコントロールする事が出来ません。そのため、投薬によりコントロールされます。
しかし、ヨガの上級者の方はコントロールしちゃいます。
これに関しては、かなり熟練された方でないと無理な話しです。
ヨガ以外にも、実は徒手での施術でコントロール可能です。
例えば、首の施術で筋膜を解放すれば、ある程度一時的に下げる事ができる事を知っている人はいるかもしれませんが、実際もっともっと深く介入する事ができます。
2、二重支配
大部分の組織は交感神経と副交感神経による二重神経支配を受けます。
これは内臓レベルで有名な話しです。
人の内臓が交感神経だけ、副交感神経だけになってしまうと、その機能が極度に低下した場合、臓器不全に陥り生命を脅かします。
そのため、二重神経支配と言って、二重で神経支配しながら、成り立っているのです。この、交感神経と副交感神経のバランスもとても大切です。
両者のバランスを考慮しながら施術をする事が、改善のためには必要になります。
3、拮抗支配
二重支配は互いに拮抗的に作用します。
交感神経が優位だと、副交感神経が低下し、交感神経支配が強まります。内臓は交感神経支配が続くと働きが弱くなりますので、内臓機能低下しやすい状態になります。
ここから、食後は食休みしなさい❗️と言われるように、消化活動をサポートするため言われきました。
しかし!!
ここだけの話し、生理学的な話であれば上記でもいいのですが、、、臨床的になると信じられない事起こります。それは、交感神経も副交感神経もハイパーになってるいる状態がみられます。
そうゆう方ほど、精神的な影響が大きくなりやすい傾向です。
4、緊張性支配
一定のインパルスを常に出しています。
この活動をトーヌスといいます
これは、良く筋トーヌスと言われる状態ですよね❓休んでいる時でも常に筋肉の緊張が入っています。
これが強い人は、交感神経優位の方。
弱い人は、副交感神経優位の方です。
このトーヌスが強い人は、内的認識力(自分の体の認識力)が極端に低いです。
内的認識力が低い場合、運動を行ったとしても訓練の効果が極端に低くなります。運動しているのに怪我をしてしまう人はこのように内的認識力が交感神経優位な状態で落ちてしまっている方が多く見受けられます。
そのため、この人はどんな状態なのか体を専門的に評価し把握する必要があります。
このように、様々な影響から、自律神経が乱れてしまいます。
その中でも、どの原因が自律神経を乱しているのか把握しなくてはなりません。
解剖学的、生理学的にしっかり見極めてご自身がどのような崩れ方をしているのか知る事で、早期にお悩みを解決する事ができます。